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インテリアの豆知識㉔~照明編 一室多灯にしてみよう~

こんにちは!

本日は照明のお話しをします。

モデルルームでは一部屋に一つの明かり、つまり天井直付けの照明一灯というのは

最近ではあまり見かけません。

一部屋に間接照明(天井や壁を照らす明かり)やスタンド照明(置き方の照明器具)を使って

一部屋に何灯も明かりが点在する風景を見ると思います。

その理由は、ただなんとなく素敵だから、という理由ではありません。

わたしたちは、その場所で何をするのかをヒアリングしたり

想像したりしながら、明かりの設計を行うのです。

その結果、一部屋に多くの明かりが必要になったという話なのです。

本日はサンクでセッティングさせていただきました

モデルルームの写真を使いながらお話しをしていきます♪

 

 


◆重要◆ どんな場所でどんな風に明かりを使うのかイメージしてみる


モデルルームではさまざまな方々がそれぞれの生活のシーンをイメージしやすいように

組み立てられた空間です。

 

リビング空間に天井直付けの照明があるものの、

ソファで本を読むときは手元の明かりがほしいなと思うことがあると思います。

天井直付けの明かりは、明かりが均一に広がるため、

ソファに座った時に手元の位置はそこまで明るいと感じません。

また、天井直付けの照明器具は陰影が出にくいので、

のっぺりとした空間になり、落ち着きのあるくつろげる明かりとは程遠くなります。

そこで、ソファの背後にスタンドを置き、本をしっかりと照らすことができる空間を作りました。

目的がはっきりとしている照明は実際の生活で重宝します。

ソファの背後なので、物理的にもスタンドに足を引っかけたりする心配もないため、

小さいお子様や年配の方がいらっしゃるご家庭にもお試しいただきやすいでしょう。

 

 

こちらは寝室の一例です。

ホテルにもかならずベッドサイドに照明が配置されておりますが、

見た目の美しさだけではなく、

寝る前の読書の明かり、深夜起床時の優しいあかりには

部分的な照明が必須です。

また、寝室は特に低い位置に照明を置くことが好まれます。

それは、ベッドに横たわると真上の天井付近の明かりはまぶしさを感じるためです。

とはいうものの、将来的に寝室から子供部屋に変更することが想定される場合(用途が変わる場合)を考えて、

天井にも照明が欲しい場合は、天井直付け照明とスタンド照明を組み合わせて照明の設計を行います。

 

 

最後に、リビングダイニングの照明です。

大工さんに造作家具に照明を組み込んでいただきました。

 

完成写真と比較していただくとお分かりになると思いますが、

壁面や天井まで光が当たると

照明自体がインテリアアクセントとして機能し、

優しい光が広がります。

天井や壁面などの面が明るくなるとかなり明るく感じるものです。

コロナ禍であまり集う空間がフォーカスされる時代ではなくなってしまいましたが、

それでも家族それぞれがリラックスしながら、集える空間、

それがリビングダイニングであってほしいなと思います。

 

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